スイセン ヒガンバナ科 球根

地中海沿岸地方原産の春には無くてはならない育てやすい花です。歴史は古く古代ギリシャでも栽培されていたそうです。
性質はいたって強く水やりさえ欠かさなければ冬の寒さにも耐えて確実に花を咲かせます。また掘り上げも数年間必要なく手間もかかりません。それなのにこんなにかわいいなんて。。

品種は流通しているだけで30種類くらいあるようです。大輪のものから小輪、一重や八重と選び放題ですね。
写真はテタテタという商品名で販売している種類で花屋の店頭ではお馴染みですね。

*

球根から植付ける場合は9月から10月中旬に良く肥えた場所に植えます。覆土は球根の高さの3倍くらいは必要です。球根類一般に言えることですが花後、葉を刈取ってしまうと花を咲かせるために力を使った球根が太れず次の年に良い花を咲かせてくれません。できるだけ長期間、葉を残しておきましょう。
また毎年掘り上げてしまうとかえって良い花が咲かなくなるので少なくても3年以上は植えっぱなしにしておくといいでしょう。
ちなみにギリシャ神話の美少年ナルシスはこの花の化身でナルシストという言葉の語源となっています。うーん。見とれてしまうほど美しいんですね。

花屋の店頭には年末くらいから早春にかけて並びますが、それほど高くなくお求めやすい価格だと思います。なんといっても長く楽しめるのでお買得な春の花の一つです。ぜひいろいろな種類を楽しんでくださいね。

まえのはな

つぎのはな